茶漉し

忘れたくない言葉たち

小説

同じくらい振り回されろ

小説『生きてるだけで、愛。』を読んで、「あ~、そうか。そうかもしれない」と思ったセリフがあります。 「だからなんのごめんなの、それ。津奈木はさ、すごい誤解していると思うんだけど、あたしを怒らせない一番の方法はね、とりあえず頷いてやり過ごすこ…

若さと成長

太宰治の「人間失格」を読んだのは、中学生のときだった。 中学生なりの知識・経験でもその内容にかなりの衝撃を受けた。 その時の衝撃は「心の中をこんなに赤裸々に書いてもいいんだ」という感じだった。 けど、大人になった今はもっと別の驚きがある。 な…