茶漉し

忘れたくない言葉たち

同じくらい振り回されろ

小説『生きてるだけで、愛。』を読んで、「あ~、そうか。そうかもしれない」と思ったセリフがあります。

「だからなんのごめんなの、それ。津奈木はさ、すごい誤解していると思うんだけど、あたしを怒らせない一番の方法はね、とりあえず頷いてやり過ごすことじゃないから。あたしが頭使って言葉並べてんのと同じくらい謝罪の言葉を考えて、あたしがエネルギー使ってんのと同じくらい振り回されろってことなんだよね」
(引用:『生きてるだけで、愛。』)

よく女性の話に対して男性が、正論を返したり、リアルな解決方法を提案してしまいます。それはよくないと読んだり見たりします。

私も正論を返したり、リアルな解決方法を提案してしまって不機嫌にさせてしまったりしてました。そして、「なんでわからないんだ!」とイライラしていました。

しかし、このセリフを読んで「同じくらい振り回されたらいのか!」と理解して、女性の一喜一憂、喜怒哀楽に同調して一喜一憂して喜怒哀楽していたらうまくいくようになった。

男女の関係はどっちにしても「男が正しい」という状況はほとんどない。最終的に女性は正論やリアルな解決方法を選択するので、それまで盛り上げればいいのである。